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前回の記事の続きになります。

私が執筆中の、近未来の日本を舞台にした伝奇バイオレンス小説「鬼喰い」のリンクはこちらです。

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ジャンル決め(自己分析)


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「プロット作り」の前段階として、「おおよそどんなジャンルの物語を書きたいのか」を決める必要があります。

最初から「純文学が書きたい!」「探偵が主人公の推理小説が書きたい!」「ファンタジー系のライトノベルが書きたい!」のような感じで書きたいジャンルがはっきり決まってらっしゃる方はこの作業は必要ないと思いますが、私の場合は特に書きたいジャンルがあったわけではなく、「とりあえず何か書いてみたい」という程度のあやふやな状態でしたので、「自分はどんなジャンルが好きなのか?」ということをまずは自己分析してみました。

分析の方法は単純で、自分の好きな漫画、映画、小説をたくさん書き出してみて、それぞれに共通するキーワードをいくつか抽出する、というだけのものでしたが、その結果は下記のような感じでした。

・謎(伏線)
・特殊能力
・陰謀
・冒険
・見せ場
・裏切り
・超自然現象
・格闘(殺陣)
・逃亡(追跡)
・エロ
・グロ
・青春

ということで、私が好きなのは「謎と伏線に満ちていて、特殊能力を持った個人や集団が陰謀に巻き込まれ、暴力と裏切りと格闘シーン満載の、逃げる者と追う者を描いた、エロくてグロい青春ストーリー」ということになります。

これがどういうジャンルに属するのかは分かりませんが、少なくとも「純文学」や「本格的推理小説」ではなく、「冒険小説」「超伝奇小説」「ライトノベル(ジュヴナイル)」といった辺りのジャンルが私の嗜好に近いということになるでしょう。

「売れているジャンルではなく、自分の好きなジャンルを素直に書いた方がいい」というのは、第一回目で紹介した大沢在昌さんやスティーブン・キングの書籍でも述べられていましたので、上記のキーワードの中でも特に好きな

・謎
・冒険
・格闘
・青春

といった要素だけは必ず含めることにして、ジャンルはとりあえず「冒険小説や超伝奇小説のような感じ」と仮定してプロット作りを開始しました。

プロット作り(キャラクター)


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私がプロット作りで一番最初に行ったのは、世界観やストーリーの構築ではなく、「主人公のキャラクター設定」と、その主人公や周辺キャラの「特殊能力の設定」でした。

・主人公と特殊能力


キャラクターや能力の設定から始めたのは、第一回目で紹介した書籍だけでなく、ネット上の情報でも「主人公のキャラクターが決まれば、世界観やストーリーはそこから自然に生まれてくる」というようなことをおっしゃっている方が非常に多いという印象でしたので、「この情報は信憑性が高い」と判断し、その方式で進めてみたわけです。

まず、主人公の「年齢」と「性別」に関しては、あまり深く考えず「10代後半〜20代前半の男子」ということに決めました。女性の内面を描く自信は全く無かったですし、30過ぎのおじさんが主人公の青春格闘ストーリーを読みたい人はあまりいないだろうなと思いましたので、ここはほとんど迷いませんでした。

次に「特殊能力」に関してですが、最初に考えたのはちょっとSFチックというか「コンピューターの能力を擬人化」した感じの能力でした。コンピューター系の話に関しては自分の得意分野ですし、設定の概略を作ってみたところ自分でも「中々面白いんじゃないかな」と感じられる内容でしたので、当初はこの設定で進める予定でした。

ただ、私が一番好きな作家である「菊地秀行」さんの処女作が、「魔界都市<新宿>」という、特殊能力を持った剣士が主人公のお話でしたので、その作品への「オマージュ」というわけではないのですが、自分も最初の小説は剣士を主人公にしてみたいなぁということで、もう一つ別の設定を考えてみました。

その結果、今書いている「鬼喰い」という小説の主人公「鬼伏天一郎」という剣士と「鬼狩丸」という刀、そして「寄り添う者たち」という特殊能力の設定が出てきたという感じです。

次回は、純文学や推理小説を書こうと考えている方には何の役にも立たない内容だとは思いますが、エンタメ系の小説であれば主人公は大抵なんらかの特殊能力(身分や職業等も含む)を持っていると思いますので、ご参考になればということで私が特殊能力の設定を考えた際の手順を書きたいと思います。

エンジニアが長編小説の執筆にチャレンジしてみた(4)